WORLDWIDE2018/05/24

スバルUSAのサンデル、オリンパス・ラリーで優勝

(c)subaru.com/rally

 スバル・ラリーチームUSAのパトリック・サンデルは、アメリカ・ラリー・アソシエーション(ARA)選手権シリーズ第2戦のオリンパス・ラリーで初勝利を飾った。

 2006年にJWRCでチャンピオンを獲得したサンデルは、その後、2010年にSWRC(スーパー2000世界ラリー選手権)で選手権2位に輝いている。彼はその後、グローバル・ラリークロス(GRC)に転身、昨年はスバル・ラリーチームUSAでシーズン8位となっている。

 サンデルは5月19〜20日に開催されたオリンパス・ラリーへスバル・ラリーチームUSAのスバルWRX STIを駆ってARAシリーズに初出場、初日には小さなトラブルもあったが、13ステージのうち4ステージを制して、最終的に後続に7分の大差をつけて初勝利を飾っている。

「素晴らしい戦いだったし、素晴らしいラリーだったよ」とサンデルは語った。

「アメリカのARAに参戦するのは初めてだったので、超興奮しているし、スバルをドライブして勝利できたことにも超興奮している。ここの道路は素晴らしく、スバルは私に素晴らしいマシンを与えてくれたので、僕がしたことは単純にドライブするだけだった」

 ジェフ・シーホーン(スバルWRX STI)は完璧なパフォーマンスで総合2位を獲得し、4WD限定クラスでは優勝した。この勝利によってシーホーンはARAナショナル選手権シリーズでトップに浮上することになった。し、デビッド・ヒギンズをリードしている。サム・アルバート(スバル・インプレッサWRX STI)も力強い走りで総合3位と4WD限定クラス2位を獲得し、初の全国レベルの表彰台を獲得した。

 バリー・マッケンナ(スバルWRX STI)は日曜日、サンデルを1分リードしてスタートしたが、その日の最初のステージでインプットシャフトが壊れてパワーを失い、リタイアとなった。運命の偶然か、デビッド・ヒギンズ(スバルWRX STI)もまったく別のマシンにもかかわらず、ほぼ同じメカニカル・トラブルに見舞われた。

 ヒギンズは初日をリードしたあと、サスペンションを壊してスーパーラリールールの下で最終日にリスタートしたが、ギヤボックスのインプットシャフトが壊れてラリーを終え、選手権シリーズのリードを失っている。

 ARAの次戦は、6月1〜2日に開催されるサスケハノック・トレイルパフォーマンス・ラリーとなり、スバル・ラリーチームUSAはヒギンズとともに開幕戦に出場したクリス・アトキンソンの体制での参戦となる。