ヒュンダイ・モータースポーツのダニエル・ソルドが、ヒュンダイi20 R5を駆ってポルトガル・ラリー選手権開幕戦ラリー・セイハス・ド・ファフェに参戦、優勝を飾った。
ソルドは、2週間後のラリー・メキシコの準備としてコドライバーのカルロス・デル・バリオとともに2月22〜23日にポルトガルで開催されたこのグラベルイベントに参戦、14ステージのうち13ステージでベストタイムを獲得、ラリーウィークを通して圧倒的なパフォーマンスを示し、地元のリカルド・テオドシス(シュコダ・ファビアR5)に1分14秒差をつけて優勝を飾っている。
ソルドは昨年、バルム・チェコ・ラリー・ズリンでi20 R5を一度駆って3位を獲得した経験をもっており、ラリー・セイハス・ド・ファフェはこのマシンでの2戦目のラリーとなった。彼にとって今季の世界ラリー選手権の緒戦となるメキシコにむけて万全の状態で挑むための準備として絶好の機会となった。
「ラリー・セイハス・ド・ファフェでのこのような勝利はi20 R5の強さと競争力を示すとともに、ラリー・メキシコに先駆けて僕らに自信をつけてくれることになった。僕らは去年、バルム・ラリーのターマックステージでこのマシンで走ったことがあったので、スタートからとても快適に感じることができた。ラリー・メキシコの前にいいリズムを掴むことが重要だったので、ラリー・セイハス・ド・ファフェはまさに絶好の機会となったよ」とソルドは語っている。
ヒュンダイ・モータースポーツのチームディレクター、アンドレア・アダモは次のように述べている。
「ヒュンダイi20 R5での最初のグラベルイベントだったにもかかわらず、ダニとカルロスは素晴らしいペースでほとんどのステージで勝利し、そして勝利を収めた。今回の結果は彼らにとって非常に重要となった。二人にとって今シーズン初のWRCイベントであるラリー・メキシコに先駆けてここで競技を開始したわけだからね」