WRC2022/10/30

ソルベルグ、カンブリアでキャリア再スタートへ

(c)Oliver Solberg

(c)Oliver Solberg

 オリヴァー・ソルベルグは、今週末にウェールズで行われる伝統的なカンブリアン・ラリーに出場し、キャリアの新しいスタートに向けてリフレッシュする。

 ヒョンデ・モータースポーツから解雇されたソルベルグは、3年前に初参戦のWRCで走ったウェールズにふたたびラリーを行うために帰ってきた。2019年のラリーGBで彼はWRCキャリアのスタートを行い、ふたたびスタート地点に戻って新しいチャレンジを開始しようとしている。

 ラリーGBでのWRCデビューはけっして良いものではなく、ソルベルグは初日でクラッシュしたが、このステージのことは忘れたことはない。彼はあの日と同じく、フォルクスワーゲン・ポロGTI R5でカンブリアン・ラリーに出場することを楽しみにしていると語った。

「ウェールズの道路は最高だったからね。正直言って、世界で最もクールな道だった。だから、またウェールズに来たかったんだ。今週はもっと頑張ろうと思う。ここのようなチャンスをもらってうれしいよ」

 ソルベルグは3年前には18歳になったばかりだったが、今はもう21歳だ。ヒョンデで何が起こったのか、どんなプレッシャーがあったのか彼は過去を語ろうとはしない。ただ新しい将来に目を向けようとしている。

「何が起こるか見てみよう。今回は、本当に楽しむつもりだ。ただ、エリオット(コドライバーのエドモンドソン)が一緒に来られないのは残念だね」

 エドモンドソンは、今月初めに起きたマウンテンバイクで転倒で負傷したため、昨年のフィンランドとスペインでコンビを組んだことがあるクレイグ・ドリューとの参戦となる。

「エリオットはマウンテンバイクの事故で鎖骨と手首を骨折してしまったんだ。ありがたいことに、今回のラリーではクレイグ・ドリューにコドライバーとして参加してもらえることになった。昨年、フィンランドとスペインで一緒に走ったので彼が素晴らしいことはわかっているよ。エリオットが回復したら日本では彼と一緒にレッキを走るだろう」

 今年の英国ラリー選手権の最終戦となるカンブリアン・ラリーは、金曜日から土曜日にかけて二日間にわたって行われる。