WRC2021/11/24

ソルベルグ、モンテとスウェーデンで来季始動

(c)Hyundai

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 オリヴァー・ソルベルグは、スウェーデンのチャンネルSVTSportとのインタビューで、ヒュンダイ・モータースポーツにおける2022年シーズンを開幕戦ラリー・モンテカルロとラリー・スウェーデンから開始することを明らかにした。

 ソルベルグは来季、ヒュンダイ・モータースポーツのサードドライバーとしてダニエル・ソルドとi20 N Rally1をシェアすることになっている。

 ソルベルグは、i20 クーペWRCでの4戦目のWRCとなった最終戦ACIラリー・モンツァにおいて、最後のパワーステージで2度のエンジンストールに見舞われた以外は、4度の4番手タイムを含む安定したペースを築いてキャリア最上位の5位でフィニッシュしている。

「たった4戦のイベントだったかもしれないが、最後のWRカーをドライブできたことをとても嬉しく、光栄に思っているよ。この機会を与えてくれたヒュンダイ・モータースポーツに感謝している。そして、2022年もとても楽しみにしているよ」とソルベルグは語った。

「モンテカルロは特別なものになるだろう。ニューマシンと新しいカラーリングを初めて見せることができるだろうからね。3番目のドライバーとしてそのメンバーになることは非常に特別なものだ。厳しい競争になるだろうが、チャンピオンシップのスタートに向けて、僕たちはたくさんのテストを予定しており、いま、そのための準備をしているところだ」

 ソルベルグはまた、SVT Sportのインタビューのなかで、モンテカルロに続く2戦目としてラリー・スウェーデンが予定されていることを明らかにしている。

 ソルベルグはラリー・モンテカルロに過去2度参戦しており、フォルクスワーゲン・ポロGTI R5で参戦した2020年はサスペンションを壊したあと25位で完走を果たしたが、ヒュンダイ・モータースポーツNのヒュンダイi20 R5で出場した2021年はアクシデントでリタイアとなっている。

 一方、ラリー・スウェーデンには2020年の一度しか出場した経験はないが、WRCのウィンターラウンドとして開催された今季のアークティック・ラップランド・ラリーではi20 クーペWRCのデビュー戦で7位となっている。