RallyCross2018/04/15

ソルベルグ、世界RX開幕戦で予選暫定トップ

(c)FIAWorldRallycross.com

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 2018年FIA世界ラリークロス選手権は4月14日、世界RXカタルーニャ-バルセロナで開幕、Q1の途中から降り始めた大雨により驚くほど滑りやすくトリッキーになったコンディションで速さをみせたPSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンチームのペター・ソルベルグ(VWポロRスーパーカー)が予選初日のトップに立っている。

 Q1でトップタイムを奪ったEKSアウディスポーツのマティアス・エクストローム(アウディS1 EKS RXクワトロ)に続いてソルベルグは2番手タイム、さらに路面コンディションが悪化したQ2でも安定した速さをみせてトップタイムを奪い、予選暫定トップにつけている。

 エクストロームはQ2での混戦で7番手に終わったが、予選暫定2位、昨年王者のヨハン・クリストファーソン(VWポロRスーパーカー)がQ1で3番手もQ2ではジョーカーのタイミングを誤り混雑のなかでタイムをロスして5番手に終わったが、予選初日は3位で続いている。

 EKSアウディスポーツのアンドレアス・バックルド(アウディS1 EKS RXクワトロ)はQ1でシケインのショートカットでペナルティを科せられるも初日は4位となっている。

 チーム・プジョー・トタルのセバスチャン・ローブ(プジョー208 WRX)はQ1で4番手となり、Q2でも好スタートを切ったが、左リヤサスペンションを壊してヘアピンでスピンして17番手に終わり、予選初日は11番手となっている。チームメイトのティミー・ハンセン(プジョー208 WRX)は、Q1でコンクリートウォールにヒットしてゴールできなかったが、Q2で2番手タイムと挽回、初日は7位、弟のケヴィン・ハンセンが(プジョー208 WRX)がQ2での3番手など安定した速さで5位につけている。

 マーカス・グロンホルムが率いるGRXタネコから出場するニクラス・グロンホルム(ヒュンダイi20スーパーカー)とチームメイトのティムール・ティメルジャノフ(ヒュンダイi20スーパーカー)はそれぞれ初日12番手と13番手、

 プロドライブが製作したルノー・メガーヌRS RXで出場する GCコンペティションから出場するジェローム・グロセット-ジャナンは初日7位と健闘、ゲラン・シシェリも10位につけている。

 また、オルスベルグMSEのケヴィン・ハンセン(フォード・フィエスタSTスーパーカー)もQ2でバリアに激突して初日は15位に終わっている。