RallyCross2017/09/23

ソルベルグ月曜に手術、週末のドイツRX参戦を狙う

(c)FIAWorldRallycross.com

 ペター・ソルベルグは、来週の月曜日にスウェーデンの病院で骨折した鎖骨を固定するための手術を受けたあと、週末にドイツのエステリンクで行われる世界ラリークロス選手権に出場すると強い決意をみせた。

 日曜日に行われたラトビアRXで鎖骨のほか肋骨を2本骨折したソルベルグは、5日ぶりに自身のSNSを更新、チームとヨハン・クリストファーソンの世界ラリークロス選手権タイトル獲得を喜ぶとともに自身のドライバーズ選手権2位を守るためにケガをおしてレースに戻るつもりでいると明かした。

 ソルベルグはラトビアRXのセミファイナルでリタイアとなったものの、選手権の2位をキープしている。しかし、マティアス・エクストロームが5ポイント差、セバスチャン・ローブも15ポイント差に迫っているため、次戦を欠場した場合には確実に2位を失うことになりそうだ。

 ソルベルグは厳しい戦いになったことを覚悟しつつも、最後までチャレンジを諦めないつもりでいる。

「4日前、僕はラトビアで行われていた世界ラリークロス選手権のセミファイナルでクラッシュに巻き込まれた。最初にラトビアの病院に入り、いまはスウェーデンの病院に入院しているが、病院の検査で鎖骨とともに肋骨が2本骨折していることが明らかになった。痛みはかなり大きいよ。僕は今日、月曜日にスウェーデンの病院で鎖骨を固定する手術を受けることを決めた。今はその手術のために気持ちのうえでの準備をしているところだ。僕は来週末にはドイツのレースに出場するつもりだし、少なくともそれに試してみることにした。もしそれがうまくいかなければ、僕はそれを受け入れるつもりだ」とソルベルグは語った。

「僕らのチームとヨハン・クリストファーソンの世界選手権のタイトル獲得を祝うことができなかったことはひどく悲しかったが、その代わりに2つの世界のタイトルを確保したときに僕は病院のベッドで苦痛のあまり泣いていたよ」

「僕自身と僕らのチームの主な目標は、参戦初年度に一緒にチームの選手権のために戦うことだった。そして僕らは残り3戦目のレースでそれを達成した。僕は,僕らがチームとして成し遂げたこと、そしてヨハンが素晴らしいパフォーマンスをみせて初めての世界タイトルに到達したことを誇りに思う。さらなるタイトルもあると僕は確信しているよ! しかし、僕にはまだこれから先の戦いもとても大事だと思っている。僕のすべての強さがこの怪我を治癒させ、十分な睡眠と十分な安静と適切な栄養を得るために使われているよ」

「すべてのサポートありがとう! 返事できなくて申し訳ないが、それでも今、特別な感謝の気持ちを伝えたい人がいる。僕の妻パニラ、僕らの息子オリヴァー、PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンの全員。クラウス・ギョラン・グラヴァンデル医師、4度にわたってモンスター・エナジー・スピードウェイのワールドチャンピオンになったグレッグ・ハンコック、アレリス・カールスタード医療施設、みなさんの貴重な助けをありがとう!」