RallyCross2018/04/26

ソルベルグJr、RXノルディックで王者を目指す

(c)RallyX Nordic

 ラリークロス・ノルディックで昨年シリーズ2位となったノルウェーの新星オリヴァー・ソルベルグは、今年、さらに順位を上げてチャンピオンを手にしたいと考えている。現在16歳の彼は、急成長する選手権でスーパーカークラスの王座を確実に手に入れることに照準にシリーズに参戦することを発表した。

 FIA世界RXの2度のチャンピオンであり、2003年FIA世界ラリーチャンピオンでもあるペター・ソルベルグの息子は、RXノルディックに初参戦した昨年、スーパーカーのタイトルを獲得したトーマス・ブリテンソンと激しく競い、6ラウンド中2戦を勝利して総合2位を獲得した。

 ソルベルグ・ファミリーが運営するPSRXチームのカラーを纏ったシトロエンDS3スーパーカーを駆るソルベルグは、2018年はRXノルディックに専念し、経験を積んで表彰台の最上段に上がることを目標に掲げている。

「RXノルディックに戻れて本当に嬉しいよ」とフランスのル・マンで現在勉強中のソルベルグJrは熱狂的に語った。

「スーパーカーをドライブすることは本当に楽しいんだ! 今年の選手権も素晴らしくなりそうだ。スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランドの4カ国でラウンドが行われ、競争は非常に激しくなるだろう」

「僕は両親のサポートが得られて本当に幸運だ。2人とも、このスポーツを理解している。それは祖父母の代から、ソルベルグ家の血に流れている。だから僕の父と僕は、負けることが嫌いだ。僕の目標は、今後と未来について一緒に計画しながら、このスポーツの経験を積み重ねることだ。今年は僕にとって重要な年になるだろう」

 ラリークロス・ノルディックは、5月5〜6日にスウェーデンのヘリエスで開催される開幕戦のあと、アルヴィカ(スウェーデン)、グレンランド(ノルウェー)、ニースム(デンマーク)、コウヴォラ(フィンランド)、ティーエルプ(スウェーデン)での6ラウンドで争われる。