WRC2019/09/07

タナク、「トルコでの目標はもちろん連覇」

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームのオイット・タナクは、来週末のラリー・トルコにおいてシーズン6勝目を目指すが、けっして容易いチャレンジではないと語った。

 タナクは前戦ラリー・ドイッチュランドにおいて今季5勝目を飾り、ドライバーズ選手権ではティエリー・ヌーヴィルに33ポイント差、セバスチャン・オジエには40ポイント差をつけている。

 1991年にカルロス・サインツが32ポイント差をリードしていてユハ・カンクネンに選手権で逆転された例はあるが、33ポイント以上の差をつけてチャンピオンを逃した例は過去にはない。

 昨シーズンの中盤、フィンランド、ドイツ、トルコと3戦連続勝利を飾ったタナクは、今季もすでにフィンランドとドイツで優勝を飾っており、トルコでは2年連続のハットトリックを狙うとともに悲願の初タイトルに大きく迫るつもりだ。

「トルコでの僕らの目標はもちろん連覇になる」とタナクは語った。

「昨年は本当に厳しいラリーだった。けっきょく僕が優勝し、チームは1-2フィニッシュを飾ったが、正直なところ僕らにはそれほど速さがなく、スマートな戦いをしたことが好結果に繋がった。きっと今年もステージは非常に荒れると思うので、いかなる問題も起こさないようなアプローチをとることになる」

「とはいえ、今年はパフォーマンス面に関しても向上させたかったので、チームは懸命な努力を続けてきた。フィンランド、ドイツと連勝したことで努力が報われ、チームのモチベーションも高く保たれているよ」