WRC2018/02/11

タナク、なぜ昨年ラトバラに敗れたのか理解できる

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングWRTのオット・タナクは、チームでの2戦目となるラリー・スウェーデンでは優勝を狙えるチャンスがあると語った。

 タナクはMスポーツのフォード・フィエスタWRCで参戦した昨年のスウェーデンでは、トヨタのヤリ-マティ・ラトバラと3.8秒差で迎えた最終日に逆転のチャンスもあるかに見えたが、じわじわを引き離されて29秒差をつけられて2位に終わっている。

 昨年と今年にフィンランドのスノーステージでそれぞれ2日間ずつテストを行ったタナクは、ヤリスWRCのことを完全に学んだわけではないと前置きしながらも、なぜ昨年のスウェーデンでラトバラに敗れたのか理解し始めていると語った。

「ヤリスWRCというクルマについてまだまだ学んでいる段階だが、テストで雪道を走り、なぜヤリ-マティが昨年のラリー・スウェーデンで優勝したのか、その理由が徐々に分かってきた」とタナクは語った。

 タナクはこれまでにスウェーデンに5回出場した経験をもっている。最初に出場した2012年はスノーバンクでスタックするという初心者らしいミスに泣いたが、2014年以降は連続してトップ5に入り、昨年は初めての表彰台を達成している。そして6度目のチャレンジとなる今年、彼は優勝するチャンスがあると確信している。

「今年のスウェーデンでは、序盤はまず全体の流れを見ながら走るつもりだが、もちろん表彰台を目指して戦い、できれば優勝を狙えるはずだと期待している。今年はたくさんの雪がコース上に降り積もっている可能性が高いが、そうなると僕の2番手という出走順は理想的とはいえない。もちろん、今後天気が変わる可能性はあるが。いずれにせよ、週末を楽しみベストを尽くして戦うつもりだし、この先もいろいろあるだろうから楽しみだよ」