WRC2019/04/22

タナク、アルゼンチンで昨年の圧勝再現なるか

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングWRTのオイット・タナクは、4月25〜28日に行われるラリー・アルゼンチンでは2年連続勝利を狙っていくと語り、ヤリスWRCのグラベルにおけるパフォーマンスに自信をみせた。

 タナクは昨年のアルゼンチンでトヨタに加入後、初の勝利を飾っており、それ以降行われたグラベルラリー7ラウンドのうち、2戦で勝利を飾るとともに5戦でトップを走行する速さを誇っている。3月のラリー・メキシコでは一番手の走行順でのハンデものともしない走りで2位まで躍進してフィニッシュしてみせた。

 タナクは昨年のアルゼンチンではスタート早々にスピンで20秒あまりをロスして9位に落ちながら、10ステージでベストタイムを奪ってイベントを完全に支配、最終的にライバルたちに38秒の大差をつけて圧勝しており、今年もふたたび同じ強さを発揮できると信じている。

「ラリー・アルゼンチンは自分にとって良いフィーリングのイベントだ。昨年、チーム加入後最初の勝利を収めたのはこのラリーだし、今年も同じ結果を狙っていくつもりだ。きっと、うまく行くだろうと期待しているよ」とタナクは語った。

「アルゼンチンのハイスピードなステージと路面コンディションは、僕らのクルマに本当に合っていると思うが、一部の路面は非常に荒れており、とても過酷なラリーなので、細心の注意を払って走らなければならない。次のチリに関しては、今まで行った事すらないし、どうなるのか予想できない。現地に入ってレッキで走った時に初めて、どのようなステージなのか、その全体像が見えるだろうね」