WRC2018/03/17

タナク、ヤリスのグラベルのパフォーマンスに自信

(c)Toyota

 オット・タナクは、トヨタGAZOOレーシングに移籍後、ラリー・メキシコが初めてのグラベルラリーだったにもかかわらず、ヤリスWRCのパフォーマンスに自信を持ったと語った。

 タナクはオーバーヒートの問題に対処するために、エンジンのセッティングをステージモードとロードモードの中間に設定する芸当が必要とされたにもかかわらず、彼はすぐにグラベルステージでヤリスに順応し、オープニングレグを3位で終えた。

 タナクの猛攻は、土曜日の最初のステージでターボの故障によってリタイアを余儀なくされたためにストップした。彼は日曜日にリスタートし、パワーステージで最速タイムを記録し、5ポイントのボーナスポイントを獲得した。

「僕たちは勝利のために競争していたため、もちろん全体的な結果には満足していないが、今シーズンはまだ長く、パフォーマンス面は良好だった。僕がこのマシンでグラベルを走ったのは初めてだったが、多くのことを学べたので、今後、様々な場所の改善を図ることができる」とタナクは語った。

「僕は現在のパフォーマンスにも満足しているが、僕たちにはまだステップが残っていることを知っていると言わざるをえない。今後の見通しは明るい」

 ラリー初日、彼のマシンとチームメイトのヤリ-マティ・ラトバラとエサペッカ・ラッピのマシンはどれもエンジンの高温に苦しんだ。

 しかし、オーバーヒートがラトバラとラッピのステージタイムに影響を与えたのに対し、タナクは問題を回避することができた。

「僕たちは皆同じ問題を抱えた。他の人たちがそれをどのように管理したのかは分からない。しかし、僕は集中を切らさないように必死だった」と彼はwrc.comに語った。

「それは難しかった。遅いセクションでは(エンジンの)セーフモードを選択する必要があったが、高速セクションではエアフローがあり、大丈夫だった。ステージでは多くのことが起こっていたが、それでも僕のリズムはかなり良かったし、ベストを尽くすことができた」

「チームはターボを調査する予定だ。僕は彼らがあらゆる手立てを尽くしてそれが二度と起こらないようにするだろうと確信している」