WRC2019/05/10

タナク、未知なイベントの攻略に自信

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングWRTのオイット・タナクは、初参戦のラリーでも勝利できた昨年のラリー・トルコへのアプローチが今週のラリー・チリでも参考になると考えており、未知なイベントの攻略に自信をみせている。

 タナクの今シーズンは3連続の表彰台で比較的順調に始まったかに見えたが、コルシカでのホイール破損によるパンクとアルゼンチンでの不運なオルタネータ・トラブルによってドライバーズ選手権ではティエリー・ヌーヴィルから28ポイント差の3位と予想外の苦戦を強いられている。

 しかし、今季のこれまでの5戦でヌーヴィルのベストタイムは14回、選手権2位につけるセバスチャン・オジエも15回にすぎないが、タナクは最多の27回を誇っており、それが彼にとっては自信の源になっている。

 タナクは、チリでは選手権でも挽回する必要があると語っているものの、未知なイベントであることへの不安はあまりないようだ。

「実際、僕らは昨年、トルコに行って同様のことをしている。僕らはそこでもは本当にアプローチや方法がわからなかったが、それはチリでも同じことだ」とタナクは語った。

「僕らはチリの道が非常に速く、スムースでそして流れるようなキャラクターをもつことを知っているので、どうなるのか間違いなく楽しみにしている。これらの種類の道路はいつも本当に楽しいですが、実際にどうなるのかはレッキをする前に本当にわかないよ」

 タナクは、チリでは状況をうまく読んでそれにうまく合わせることが重要だと語った。

「僕らはチリで復活する必要がある。しかし、チリのためのテストするこは実際にもできないし、その方法もないのでどうしようもないが、十分にコンディションを整えて、スタートしたときにその状況にうまく合わせることが必要になる」