WRC2019/01/23

タナク、2019年にむけたプレッシャーはない

(c)Toyota

 オイット・タナクは、トヨタGAZOOレーシングWRTが2018年のタイトルを獲得したおかげで、今週末の開幕戦ラリー・モンテカルロを前にしてもまったくプレッシャーを感じてないと語った。

 エストニア出身のオイット・タナクは、昨シーズン、4つのWRCイベントを勝利し、18年ぶりにWRCに復帰したトヨタを復帰後わずか2年目でマニュファクチャラー王者に導いた。

 この成功によって、トヨタへの期待はさらに高まっているが、タナクは、チームのシーズン終盤の記録から見て、2019年はさらなる栄光を獲得できるだろうと予測している。

「僕たちはチームと良好な関係を築き、そしてシーズン中にかなり向上し開発することができた。今後の見通しは明るい」とタナクは語った。

「2度目のシーズンとなる今年は、同じマシン、同じ人、同じチームなので、遥かにリラックスして臨めることは間違いない」

 今週末のモンテでは、WRCに復帰したクリス・ミークがトヨタのラインナップに加わり、ヤリ-マティ・ラトバラも含めて3台体制となる。タナクは、チームのドライバーズ・コンビネーションは最強だろうと予測した。

「僕のアプローチはタイトルに集中するのみだ」とタナクは認めた。「昨年も同様のアプローチだったが、すべてのイベントにおいて何が待ち受けているか予測がつかなかったので、シーズン序盤はより複雑だった。そのため、戦略を立てることは非常に困難だった」

「自分たちの実力がどの程度で、何ができるのかということがほとんど分からず、それは容易ではなかったが、今年はもっと知識を持ってラリーに臨めると思う。僕たちの目標は今年も同じままだが、少なくとも僕たちはそれを達成するためにどうすべきかを知っている。それは僕たちの今後をずっと楽にしてくれる。僕たちはより良い準備ができる」

 2019年の開幕戦ラリー・モンテカルロは1月24日から27日まで行われる。