WRC2020/01/26

タナクがサービスに帰還「今後の戦いに集中する」

(c)Hyundai

 ラリー・モンテカルロの金曜日に大きなクラッシュのために一夜を病院で過ごすことになったオイット・タナクが、一夜明けた土曜日にギャップのサービスを訪れて元気な様子をみせた。

 タナクとマルティン・ヤルベオヤはすでにモンテカルロからのリタイアが決まっており、ワールドチャンピオンとして臨んだ最初のイベントはノーポイントに終わることになった。

 タナクは、大きなアクシデントだったにもかかわらず、これで自信を失うようなことはないと明言、選手権の遅れを取り戻すためにもこれからの先の戦いに集中するつもりだと語った。

「いいフィーリングだよ。ありがとう、大きなアクシデントだったがケガもまったくなく、ここに戻ることができてうれしいよ。強い衝撃による痛みはあるけれど、骨折はなかった。心配はない、ただ一晩だけ念のために病院で過ごしただけだよ」とタナクは語った。

「あのときも基本的にはクリーンな走りだったが、レッキの時にもチェックしてなかったバンプにタイヤがヒットしてしまったんだ。すこし速かったかもしれないが、全開ではなく、まったく予想していなかったんだ。しかし、基本的には最初のバンプにヒットした時点ですでにラインが変わってしまい、その後、間違ったラインにあった2つめのバンプではねてしまった。(大きなクラッシュになったが)ラリーではこのようなことはノーマルなことだ」

「ケガがなくここに戻ることができてよかったし、ヒュンダイの安全なロールケージに救われたところも大きい。僕らが望んでいたモンテにはならなかったが、これで自信を失うようなことはない。シーズンはまだ長いし、僕らはこれからの先の戦いに集中しなければならない。スウェーデンで会おう。ふたたびベストを尽くすために帰ってくるつもりだ」