Raid2022/12/04

ダカール、2023年のサウジアラビアのルートを公開

(c)Dakar2023

 ASO(アモリー・スポール・オルガニザシオン)が、12月31日にスタートする第45回ダカール・ラリーの全ルートを公開している。

 ダカール・ラリーは4年連続でサウジアラビアで競技の全行程が行われることになり、その他の湾岸諸国に広げての開催には至っていない。それでも今回のルートは大幅に変更、拡大されており、ラリーは今年の12ステージから2023年は14ステージで争われる。

 今月の大晦日にプロローグからスタートする2023年のダカール・ラリーは、紅海から東海岸までの合計8549kmを移動しながら、そのうちの4706kmのスペシャルステージに挑む。まだ南米で開催されていた2014年以来最長となる14ステージで構成されるイベントは、2018年以降初めて15日間を超える日程となっている。

 プロローグによって第1レグのスタート順が決められたあと、ダカールは1月1日、シーキャンプを巡る368kmのループステージから始まり、アルーラ、アルーラ、ハイルなどの主要都市を通過し、首都のリヤドは1月9日のミッドラリー・レストデイのサービスの拠点となる。

 イベントの後半戦は東海岸を中心に走り、1月15日にダンマームで閉幕する。アイテナリーには4つのループステージがあり、起伏の激しい砂丘の数が大幅に増えているとともに、2週目にマラソンステージとして悪名高いエンプティ・クォーターが復活しており、2023年イベントの結果に大きな役割を果たすことになると見られている。

 ダカールのディレクターを務めるデビッド・カステラは、次のようにコメントした。

「14のフルステージとプロローグでより長く、よりタフなダカールを求める声は大きい。基本に立ち返り、極めて耐久性の高いユニークなラリーにしたいという我々の思いによるものだ」

「2023年のダカールは、ハンドリング技術やメカニックの管理、ナビゲーション、肉体的耐久性など、あらゆる面でレベルアップしており、FIA世界ラリーレイド選手権の2年目のシーズンを占うものとなっている」

 スポーティングレギュレーションの変更点については、T1、T2カテゴリーのニュートラルゾーンが廃止され、各スペシャルステージはタイムアップした区間のスタートからゴールまでノンストップで走ることになる。