Raid2018/01/07

ダカール初日、アル-アッティーヤが首位発進

(c)DAKAR

 2018年のダカール・ラリーが6日にペルーのリマで開幕、初日を終えてトヨタGAZOOレーシング・南アフリカのナッサー・アル-アッティーヤ(トヨタ・ハイラックス)が首位に立っており、初優勝を狙うチーム・トタル・プジョーのセバスチャン・ローブ(プジョー3008DKRマキシ)はブレーキトラブルで5分37秒も遅れてしまった。

 リマで行われたセレモニアルスタートのあと、ピスコまで向かうオープニングレグは走行距離242km、31kmという短い砂丘のステージが設定された一日となり、トラブルフリーの走りでアル-アッティーヤが3度目の勝利にむけて好スタートを切り、チームメイトのベルンハルト・テン・ブリンケ(トヨタ・ハイラックス)が25秒差で続き、トヨタGAZOOレーシングSAが1-2態勢を築くことになった。

「素晴らしいスタートとなったが、明日からはまたタフな戦いが続くことになる。しっかり準備してベストを尽くさなければならない」と、明日は一番手でコースを開くことになるアル-アッティーヤは気を引きしめていた。

 地元ペルー出身のニコラス・フックスがドイツのボルクヴァルト製のスペシャルマシンBX7 DKRで3位で続き、ルーキーのブライス・メンツィーズが新しいMINIバギーで4位、ナニ・ローマが4WDのMINIラリーで5位につけることになった。

 4台体制で最後のダカールに挑むプジョー3008DKRマキシ勢は初日、そろってトップ10を逃すことになった。コースオープナーを務めたステファン・ペテランセルは2分15秒遅れの11位、シリル・デプレはチームメイトから21秒遅れの15位、カルロス・サインツはさらに3秒差の16位と出遅れることになり、ブレーキトラブルのローブは6分近い遅れによって26位に沈んでいる。

 XレイドMINIバギー勢は、ミッコ・ヒルボネンが8位、ヤジード・アル-ラジが13位となっている。