Raid2020/01/11

ダカール前半戦最終日、サインツが首位で折り返す

(c)Dakar2020/DPPI

(c)Dakar2020/DPPI

 2020年のダカール・ラリーは、10日、ハーイルとリヤドの間の砂丘を走る477 kmの競技区間の第6ステージが行われ、Xレイド・チームのステファン・ペテランセル(MINIジョンクーパーワークス・バギー)がステージ勝利を獲得、チームメイトのカルロス・サインツ(MINIジョンクーパーワークス・バギー)が総合首位を維持したままラリーは休息日を迎える。

 前半戦の最終日もジョンクーパーワークス・バギー勢が速さをみせた。ペテランセルは序盤から20秒差でステージをリード、サインツが一端トップを奪ったものの、中盤をすぎた地点でふたたびリードを奪ったペテランセルが最終的に1分33秒差をつける今大会2つめのステージ勝利を飾ることになった。ジョンクーパーワークス・バギーは4日連続でステージ勝利を獲得、サインツが首位を堅持して前半戦を終えることになった。

 昨年の覇者であるトヨタGAZOOレーシングのナッサー・アル‐アッティーヤ(トヨタ・ハイラックス)は、ステージの前半はペテランセルとサインツから1分以内に留まったものの、最終的に3分を失ってこの日を3位でフィニッシュした。アル‐アッティーヤは現在、サインツからわずか7分48秒の遅れで総合2位につけている。またペテランセルはさらに8分半遅れて総合3位となっている。

 トヨタのヤジード・アル‐ラジ(トヨタ・ハイラックス)は、ペテランセルから6分半遅れの4位でフィニッシュした。彼は総合タイムではサインツから30分以上遅れているものの、金曜日の結果によってオーランド・テラノヴァ(MINI オール4レーシング)を引き離し、総合4位を維持している。

 第2ステージの後、ラリーを一時リードしていたテラノヴァは、第6ステージで約1時間半を失った。彼は総合5位に留まり、センチュリー・バギーをドライブするマシュー・セラドーリ、ジニール・ド・ヴィリエ(トヨタ・ハイラックス)が続いている。

 ダカール初挑戦のフェルナンド・アロンソ(トヨタ・ハイラックス)は、ステージの大半でトップ5のペースを見せたが、最後の50 kmでセラドーリに抜かれ、最終的にこのステージを6位でフィニッシュした。アロンソは、第2ステージで故障の修理のためにストップしたため、3時間18秒遅れの16位となっている。

 2020年のダカール・ラリーは土曜日は休息日となり、日曜日に行われるリヤドからワディ・アド・ダワスリに向かう今大会で最も長い546kmの競技区間で再開する。