Raid2022/01/16

ダカール勝利に豊田社長が祝福メッセージ

(c)Toyota

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 14日間に渡って戦いが繰り広げられたダカール・ラリー2022が金曜日にゴールを迎え、TOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメルのGRダカールハイラックスT1+が優勝を果たし、トヨタに2019年以来となる2度目のダカール勝利をもたらすことになった。また、市販車部門ではトヨタ車体のチームランドクルーザーが走らせるトヨタ・ランドクルーザー200を駆って三浦昂が優勝を飾っている。

 トヨタ自動車の豊田章男社長はダカールに挑んだチームトヨタをねぎらうとともに祝福のメッセージを発表した。(以下、メッセージ全文)

ダカールラリーに挑んだチームトヨタのみなさん、世界一過酷と言われる8000キロの道を14日間、本当にお疲れさまでした。無事に走破し帰ってきてくれて安心しました。

皆さんに、ハイラックスも、ランドクルーザーも、そして日野のトラックも、また一段と強いクルマに鍛えていただき感謝しています。

ナッサー選手、全12ステージずっと順位を落とさない頼もしい走りでの勝利でした。3年振りの総合優勝おめでとう!

ヤジード選手も総合3位での表彰台おめでとう!

日野自動車の菅原選手、連覇が途絶えてしまったことは悔しいですが、様々な困難を乗り越え過酷な道を走り切ってくださいました。これからもダカールの道でトラックを鍛え続けていっていただければと思います。よろしくお願いします。

トヨタ車体チームランドクルーザー(TLC)のみなさんはランドクルーザー200でのダカールラリーラストランをワンツーフィニッシュで締め括り、市販車部門9連覇を成し遂げてくれました。三浦選手はじめチームの皆さん、本当におめでとうございます!

今年もTLCのランドクルーザーはTOYO TIRESのタイヤを履いていました。昨年までは市販のタイヤを使っていましたが、今年からはダカールに向けて新しいタイヤを専用開発いただき戦いに挑めたと聞きました。

新しいタイヤでの走りを三浦選手に聞いてみると「従来はタイヤに合わせた走りをしないといけない時がありました。しかし、今年はランクルのポテンシャルをいかす走りが積極的にできるようになりました」と教えてくれました。

専用開発いただいたタイヤのおかげで、ランドクルーザー自体も、更に鍛えられるようになったということです。

クルマは、多くの部品が集まってつくられ、その部品ひとつひとつによって性能や走りの味が大きく変わってくるということだと思います。レースやラリーでは多くの仲間が同じゴールを目指して1台の車をつくり、その中で様々な技術が育っていきます。

トヨタ自動車、そしてトヨタグループ各社は2022年もモータースポーツを起点として、もっといいクルマづくりを進めてまいりたいと思います。

ダカールを走った仲間達からの知らせを聞き年初にその想いを一層強めることができました。

ダカールを走り終えた仲間達、本当にお疲れ様でした。みんな、ありがとう!

トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長 豊田章男


追伸 三浦さんへ
「ランクル200に出会えてドライバーという夢が叶いました。クルマにこんなに夢中になれることを教えてくれたランクル200は特別なクルマであり、まさに人生のパートナーと思えるクルマです」と、ゴール後さっそく私にメッセージを送ってくれましたね。嬉しかったです。

ランクル300もまた次の夢を叶えてくれるパートナーになってくれると思います。今まで200を鍛えてくれてありがとうございました。これからの300もよろしくお願いします。12連覇まであと3勝!(笑)