ERC2020/06/30

チェコ・ラリーの運命は水曜日に決定へ

(c)Barum Czech Rally Zlin

 バルム・チェコ・ラリー・ズリーン主催者は、7月1日午前11時30分から記者会見を行い、第50回のメモリアル大会を当初の予定日で開催するのか、それとも2021年に延期するのか、最終的な決定を行うと発表した。

 チェコ選手権とヨーロッパ選手権の一戦として8月28-30日に開催が予定されるバルム・チェコ・ラリー・ズリーンについて、競技長のミロスラフ・レグナーは先週、新型コロナウイルスによる経済的な打撃から今季の開催の危機に直面していることを告白、不足している14万ユーロ(およそ1600万円)の予算確保に目処が立たなければ今季の開催を諦めるしかないとしてファンや企業に向けて資金的なサポートを懇願してきた。

 募金活動が5日目を迎えた月曜日、主催者はすでにラリーファンからの募金が21万2,848.43チェコ・コルナ(およそ96万円)、企業と経営者からも35万チェコ・コルナ(およそ158万円)近い募金がそれぞれあり、総額で55万チェコ・コルナ(およそ248万円)の募金に達したことを明らかにしている。

「多くのラリーファンの方々の他、企業などからも直接連絡をいただき多くの支援をしていただいたことを嬉しく思う。ラリーを開催する際には、この予算が賢く効率的に使われることを約束する」と主催者は発表した。

「様々な支援者から寄せられた募金は透明性の高い報告書に記載されており、万が一、イベントが開催されなかった場合は、翌日中に全額寄付者の方に返金させていただく」

「まだ300万チェコ・コルナ(およそ1350万円)が不足しているが、開催の見通しについては楽観視しており、会見が行われる7月1日までに全額を確保できると信じている」