ERC2020/07/21

チームMRFがERCローマのマシンを公開

(c)Team MRF Tyres

(c)Team MRF Tyres

 2020年のヨーロッパ・ラリー選手権に参戦するチームMRFタイヤは、クレイグ・ブリーンとエミル・リンドホルムの2台のマシンとカラースキームを公開した。

 ブリーンは今季、インドのタイヤマニュファクチャラーであるMRFタイヤとヒュンダイ・モータースポーツのジョイントプログラムによってヒュンダイi20 R5を駆ってERCにフル参戦する計画だったが、新型コロナウイルスによる影響によってラリー・ディ・ローマでやっとシーズンをスタートする。

 ブリーンは6月にも一度、イタリアのサンレモでターマックのテストを行い、月曜日にはリンドホルムとともにジェノバの北部で2度目のタイヤテストを行っている。

 ERCで5回の優勝経験を持つブリーンは、「素晴らしいカラーリングのマシンであることは間違いないよ。見た目が素晴らしいクルマであることは間違いない。ポール(・ネーグル)とともにいいテストができたので本番が待ちきれないよ」とコメントしている。

 ブリーンとリンドホルムはチームMRFタイヤの旗のもとでのチームメイトとなるが、ブリーンのヒュンダイi20 R5はイタリアのBRCレーシングチームがチームを運営し、リンドホルムのシュコダ・ファビアRally2はTGSワールドワイドがハンドリングを行っている。

「日曜日に僕は24歳のバースデーを迎え、5カ月の休みのあと、やっとラリーに戻ることができる。ターマックでのテストはマシンもタイヤもすべてうまくいっているよ」とリンドホルムは語った。

 リンドホルムはいくつかのMRFタイヤの異なる開発バージョンを実戦でテストすることが目的となると語った。

「この週末はタイヤを開発するためにここにいる。MRFタイヤはラリー経験が若く、結果よりも多くの情報を必要としている。コロナウイルスのパンデミックでシーズンのスタートは遅れたが、最初からのプランに従ってこのタイヤの開発バージョンを僕らは試すことになる」