WRC2018/12/20

ティデマンド、イーブンマネージメントの契約解除

(c)Skoda

 ポントゥス・ティデマンドは、これまで6年にわたって彼のマネージメントを担当していたイーブン・マネージメントとの契約を解除することになった。

 ティデマンドは2012年末にエリック・ヴェイビーが経営するイーブン・マネージメントと契約したあと2013年にジュニアWRCでチャンピオンに輝き、翌年にドイツでWRC2初優勝、2015年3月にシュコダ・モータースポーツとの契約にこぎつけて、アジア-パシフィック選手権(APRC)への挑戦するチャンスを掴むことになった。彼はシュコダの期待に応えて2015年のAPRCタイトル、2017年にはWRC2タイトルを獲得、今季は惜しくもタイトルを逃したあと、チームから離脱していた。

 ティデマンドはすでに来季の参戦プログラムにむけて水面下で新しい計画が動きはじめていることを示唆している。

「素晴らしい挑戦の日々だったが、今は未来のための、新しく、エキサイティングな機会を模索する時がきた」とティデマンドは語った。「僕の最終目標は、ワールドチャンピオンのタイトルを獲得することなので、この目標に近づけることができるチャンスを逃すことはできない。できるだけ早くみなさんに僕の計画をお伝えできることを楽しみにしている。2019年シーズンが本当に待ちきれないよ」

 彼のマネージメントを担当していたエリック・ヴェイビーは、今週の月曜日に発行されたノルウェーメディアにおいて、ティデマンドとシュコダの契約を延長しなかったのは、シュコダがカッレ・ロヴァンペラのプログラムを優先したためだと不満を述べていた。

「シュコダはカッレ(・ロヴァンペラ)のプログラムを優先して、ティデマンドがタイトルのために戦えるかどうか参戦計画を決めてくれなかった。我々は、シュコダのWRC2プログラムが選手権のトップカテゴリーへの道につながってないことから戦略を変えることになった。今後はWRカーとR5マシンをもっているメーカーと緊密に協力できるよう話をすることになる」

 ヴェイビーは、ヒュンダイ・モータースポーツとWRC2参戦プログラムに関する話し合いを進めていたとの情報もある。

 また、ティデマンドのコドライバーを務めてきたヨナス・アンダーソンは引き続きイーブン・マネージメントに留まり、来季はオーレ・クリスチャン・ヴェイビーのコドライバーを務める。