ラリー・グアナフアト・メキシコのWRC2カテゴリーは、ポントゥス・ティデマンド(シュコダ・ファビアR5)が最終日にリードを広げて優勝を飾ることになった。ティデマンドにとって前戦のスウェーデンにつづきこれが2勝目、チャンピオンシップにおいてもリードを手にした。
木曜日夜のスタート以来、ティデマンドとMスポーツのエリック・カミリー(フォード・フィエスタR5)は猛烈な戦いを繰り広げてきたが、日曜日の最後の2つのSSでティデマンドがカミリーに対して42.7秒の差を開き、勝利した。
ティデマンドは先月の母国ラウンドでの勝利によって、ラリー・メキシコが始まる前は選手権においてアンドレアス・ミケルセンと並び1位タイだったが、現在は抜きんでて、2位のカミリーに対して8ポイントのリードを手にしている。
ティデマンドとカミリーは土曜日、一日を通して10分の1秒を激しく争っていたが、ティデマンドが2秒の差をつけて一日を終えた。
しかし、カミリーは最終日、路面が濡れた状態を想定してセットアップされていたが、予想が外れてドライのままであったため、土曜日のペースを再現することができなかった。また、アンチロールバーの問題もスピードに影響した。
「素晴らしい戦いと素晴らしいラリーだったよ」とティデマンは語った。
「今日の戦略は、始めのステージでプッシュすることだった。そしてそれが上手く行った。エリックは週末を通してとても速く、簡単な勝利ではなかったが、今シーズンは本当にいいスタートとなっている。僕のチャンピオンシップにとって、これ以上ないくらいのパーフェクトな結果だ。僕たちはこの取り組みを続けていかなければならない。ポルトガルは、すべてのWRC 2ドライバーにとって必須のイベントだ。タフなイベントだろうが、僕たちはペースを維持する必要がある」
メキシコ出身のベニート・グエラ(シュコダ・ファビアR5)は、カミリーから7分46.1秒遅れの3位でフィニッシュした。チリのペドロ・ヘラー(フォード・フィエスタR5)は4位でラリーを終えた。