APRC2015/11/02

ティデマンド、APRCチャイナを完全勝利

(c)APRC tv

 FIAアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)最終戦のチャイナ・ラリー・ロンユー(龍游)でチームMRFシュコダのポントゥス・ティデマンド(シュコダ・ファビアR5)が後続に33分のリードをつけて圧勝、今季5勝目でシーズンを締め括った。

 雨によってマディなステージとなったチャイナ・ラリー・ロンユーは、土曜日にガウラブ・ギル(シュコダ・ファビアS2000)がクラッシュによってリタイアする波乱の展開となったが、ティデマンドはトラブルフリーのラリーを続け、三日間、全13ステージすべてを制する完全勝利で王座に華を添えた。

 初日2位につけていた万宇ラリーチームのリチャード・メイソン(東南汽車・三菱ランサーEX)はSS9でリタイアとなり、高山 仁(スバル・インプレッサWRX STI)がラリー最長となる25.20kmのSS12大街ステージでのパンクで9分をロスしたもののAPRC 2位を守り切ってフィニッシュ、アジアカップ優勝となった。また、初日の最終ステージでの横転によって40分遅れとなっていたCUSCOレーシングのマイケル・ヤング(スバル・インプレッサWRX STI)もチームの必死の修理によってAPRC 3位でフィニッシュ、コドライバーのグレン・マクニールの負傷によって最終日の再出走を断念したギルを抜いてAPRCでシーズン2位となった。

 APRCはこれで今季カレンダーを終えることになったが、アジアカップは11月11〜13日に行われるラリー・インディアが最終戦となる。