RallyCross2017/09/14

デュバル、ラトビアRXに参戦へ

(c)fiaworldrallycross.com

 元WRCトップドライバーだったフランソワ・デュバルは今週、世界ラリークロス選手権のラトビア・ラウンドに参戦する。

 ベルギー出身のデュバルは、自身の母国ラウンドには毎年参戦しているが、ラトビアではジャン-バティスタ・ドゥボーの代役としてDAレーシング・ユーロデータカーチームからリガで開催されるラトビアRXに参戦する予定だ。

 アンドロス・トロフィーの2度のチャンピオンであるドゥボーは、私生活のパートナーであり同じくラリークロスのスーパーカーのレーサーでもあるアデリン・ソニエールが彼らの第一子を出産するため、ラトビアのラウンドをスキップする。

「僕はその提案を受けたとき、一秒も迷わなかった」とデュバルは語った。

「僕はこのマシンではこれまで全くテストを行う機会がなく、新しいサーキットについても学ぶ必要がある。だがこれらのことは、僕にとってあまり大きな不利とはならないと思う。DAレーシング・ユーロデータカーチームはプライベートチームだがファクトリーチームと戦っており、強大な者に挑む小さき者という点でダビデとゴリアテの戦いを少し想起させるが、挑戦は非常にエキサイティングだ」

「変わりやすい天気だと良いね。そうなれば、マシン間のパワーの差がなくなる。正確な目標を立てることは難しいが、自分のベストを尽くすつもりだ。ドゥボーの家族とチームの皆が僕を信頼してくれたことに感謝したい」

 デュバルのラリークロスにおける自己ベストは、2010年ヨーロッパRX選手権の母国ラウンドとなったマースメヘレンでの勝利だ。彼は2016年の世界RXのメテ・ラウンドでオルスベルグMSEのフォード・フィエスタを駆って5位でフィニッシュし、今年のイベントではアルバテック・レーシングのプジョー208で15位でフィニッシュした。