フォルクスワーゲンI.D. R パイクスピークがアレスのサーキットで初めてのテスト走行を行なった。
アメリカ、コロラド・スプリンで開催される伝統的な『レース・トゥ・ザ・クラウド』のために開発された100%EVスーパースポーツカーは、6月24日に行なわれるパイクスピーク・インターナショナルヒルクライムで、EV車の記録更新を狙う。
そしてそれまで、500W(680馬力相当)を生み出し、2つのパワーユニットが特徴的なこのスペクタクルなプロトタイプは、厳しいテスト・プログラムが予定されており、最初はヨーロッパから開始しその後はアメリカで行なわれる。
月曜日に行われた初走行でフォルクスワーゲンI.D. Rパイクスピークのステアリングを初めて握ったのはロマン・デュマだ。彼は6月の終わりのパイクスピーク・インターナショナルヒルクライムで記録更新を目指す。
「完成されたI.D. Rを初めて見られたこと、そして最初に転がすことができたことは最高だったね」とパイクスピーク・ヒルクライムで3度勝利しているロマン・デュマは語った。
「フォルクスワーゲンがゼロからこの数ヶ月間にここまで作り上げてきたもの、それは最高の敬意に値する。クルマの原画はもちろん目にしてはいたけど、実物はさらにすごかった。今、目の前にテスト・スケジュールがびっしりと組まれていて、僕はその一部始終を楽しみにしているよ!」