WRC2018/01/25

トヨタのタナク、シェイクダウンで3番手タイム

(c)Toyota

 ラリー・モンテカルロのシェイクダウンが、フランス南部のギャップ近郊で行なわれ、トヨタGAZOOレーシングWRTのオット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤが3番手タイム、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラが6番手タイム、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルムが10番手タイムを記録、明日のスタートにむけてヤリスWRCの最終調整作業を行った。

 ラリー・モンテカルロのシェイクダウンは、ギャップに置かれるサービスパークの北側エリアで午後4時から行われ、ドライコンディションとなった全長3.35kmのターマックコースでドライバーたちはヤリスWRCの最終セッティング作業を行ない、コースやクルマに対する自信をさらに深めている。

カイ・リンドストローム(スポーティング・ディレクター)
「ラリー・モンテカルロのシェイクダウンでは自信を高めることにより重きを置いていますが、今日はとても良い内容で終えることができました。走り終えた後はドライバー3人とも非常に良い表情をしていました。戦うための準備は万端です。今回は最初の2日間が我々にとって極めて重要な日になるだろうと考えていますが、今シーズン最初のラリーに向けて、すべてがうまく行っていると分かりましたので、とても良いフィーリングで臨めると思います」

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
「シェイクダウンではクルマ、ドライビングのどちらも良いフィーリングだったので、とても嬉しく思います。最初の2回の走行ではコーナーのターンインに関して、完全には満足できなかったのですが、サービスでフロントのディファレンシャルを変更した後は曲がりやすくなりました。このラリーでは良いフィーリングと自信を得ることが最も重要ですが、シーズンをスタートする準備はすでに整っていると感じています。ただし、明日デイ1のシステロンでのSS1は全車にとって難しいものになるでしょう。SSの大部分はよくグリップしますが、ダウンヒルのストレート部分では凍っている部分もあるので、注意して走りたいと思います」

オット・タナク(ヤリスWRC #8号車)
「クルマは走り始めから非常に良い感じで、マシンについて何も不満はなくポジティブに走り終えることができました。実際のラリーでは今日のシェイクダウンとは大きく異なる路面コンディションとなるかもしれませんが、それでも良いフィーリングでラリーをスタートすることができそうです。明日の夜のSSは大きな挑戦となるでしょうが、できれば良いポジションで1日を終え、翌日以降の戦いに臨みたいと思います」

エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
「シェイクダウンでは非常に良い感触を得ることができました。最初の2本の走行ではやや自信を持ち切れないところもありましたが、セッティングの小変更により大幅に改善することができました。今回のラリーではいつも以上に注意深く戦おうと考えています。モンテカルロでは様々なことが起こりうるので、このアプローチが日曜日に良い結果に繋がることを期待しています。今回は焦ることなく、ステップ・バイ・ステップでスピードを高めていくつもりです」