WRC2017/01/23

トヨタはこれからもマキネンと心ひとつに突き進む

(c)Toyota

 TOYOTA GAZOO Racingの嵯峨宏英チーム副代表は、ラリー・モンテカルロでポディウムを達成できたことで、これからもこのチームとともに王者をめざして戦っていけることを確信したと語った。

 ラリー・モンテカルロで18年ぶりにWRCに帰ってきたトヨタは、その復帰初戦で表彰台を達成することになった。嵯峨チーム副代表は、表彰台がもっと先のことになることを覚悟していたと正直な気持ちを明かすとともに、これからもいいラリーカーにするためにトミ・マキネンとともにトヨタは心ひとつに前に突き進んでいくと宣言した。

「『もっといいクルマづくりの新たな旅の始まり』となるWRC復帰初戦を、期待以上の結果で終われたこと、本当に嬉しく思います。本音を言えば、もっと後に、この想いに至るだろうと思っていました。ここまでクルマをつくってくれたチームのみんな、そして過酷なラリー・モンテカルロの道でヤリスWRCを無事にゴールまで届けてくれた4人のドライバーとコドライバーたちに感謝の気持ちを送ります」

「また、この結果は18年ぶりの復帰を心待ちにし、応援し続けてくださったファンの皆さまの想いに支えられたものでもあります。実際、沿道で2台の走りを見守った時『トヨタ!トヨタ!』『ガズー!ガズー!』という大きな声援が聞こえ、私自身、とても胸が熱くなりました。ご声援いただいたファンの皆さま、本当にありがとうございました。この4日間チームと共に過ごし、これからこの道で戦っていけるだろうチカラを確認することができました」

「しかしながら、WRCの道で戦い続けてきた他のチームはやはり強く、我々が、もっと上を目指し、新参のトヨタを本当のライバルと認めてもらうためには、まだまだやらなければいけないことが沢山あることも分かりました。競技2日目を終えた時、ラトバラ選手は『走れば走るほどヤリスは良くなる』と言い、その日リタイアとなったハンニネン選手も『今後のセットアップのためにもきちんと走り切りたい』と言ってくれました」

「ヤリスをもっといいラリーカーにするために、これからもラトバラ選手、ハンニネン選手、そして彼らのコドライバーたちと走り続けたいと思います。そして『王者トヨタが帰ってきたね』と皆さまに言っていただける日を1日でも早く迎えられるよう、これからもトミ・マキネンと私どもトヨタは心ひとつに前に進んでまいります。『もっといいクルマづくりの新たな旅』を、これからも応援いただければと思います。皆さま、よろしくお願いいたします」