WRC2018/05/02

ヌーヴィル、「選手権にとっては最高の週末」

(c)Hyundai

 ラリー・アルゼンチンを2位でフィニッシュしたヒュンダイ・モータースポーツのティエリー・ヌーヴィルは、無理してオット・タナクを追い掛けることよりも選手権のためにも絶対にトラブルを避けなければならなかったと語った。

 ヌーヴィルは選手権リーダーのセバスチャン・オジエに17ポイント差をつけられてアルゼンチンを迎えたが、今回の2位のポディウムを獲得するとともにパワーステージで5ポイントを獲得したことで10ポイント差まで迫っている。

 ヌーヴィルは選手権のためにもアルゼンチンが総合的には最高の結果になったと満足している。

「僕らはアルゼンチンの結果に満足しなければならないし、コルシカの時よりハッピーなことは間違いない。ポディウムのペースを取り戻すことができたし、最高の結果だよ」とヌーヴィルは語った。

「初日、僕らは2番手という走行ポジションで行ったにもかかわらず、ダストのなかでもいいタイムを出すことができた。オットからは遅れたが、僕らは選手権のためには絶対にトラブルを避けなければならなかった。首位に手が届きそうに感じても、無理をしないことが戦略だった」

「最も難しいのはパンクを避けることだったと思う。深い轍とたくさんの石があった。轍があれば、コーナーでもっとスピードが出せるので、強くプッシュしたくなるが、(石をヒットすれば)ホイールはリムから簡単に外れてしまう。何のトラブルもなく、一貫性した速さを保つことが重要だった」

「パワーステージでも勝てたので興奮したフィニッシュになった。セブにポイントを離されないようにするにはパワーステージでプッシュしなければならなかったが、狙いどおりの仕事ができた。この週末はペースが出せていたし、マシンも完璧な走りだった。次戦のポルトガルを楽しみにしている」