WRC2017/06/27

ヌーヴィル、オジエに迫るチャンスは必ずある

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツのティエリー・ヌーヴィルは、ここからの数戦で選手権リーダーのセバスチャン・オジエに大きく迫るチャンスが必ずあると信じている。

 ヌーヴィルは開幕2戦においてクラッシュで首位を失ったが、それ以降、ここまで5連続表彰台を達成し、オジエから18ポイント差の選手権2位まで浮上している。

 ヌーヴィルは、オジエに追いついて選手権をリードすることは並々ならぬ困難が伴うことを覚悟しているものの、プレッシャーをかけ続ければそのチャンスは必ずあると信じている。

「僕たちはしなければならない仕事があることを知っているし、シーズンの後半に入るので、あらゆる瞬間とあらゆる決断が重要となってくる」とヌーヴィルは語った。

「知ってのとおり、もしシーズンスタートがもっといいものだったら、すごく前半戦は満足する結果だっただろう。しかし、後半戦を前に選手権で2位になることができて、セバスチャンとも18ポイント差になった。モチベーションは高まっているし、ここまでは順調だと言えるね」

「もちろん18ポイントはそう単純に詰められるような差ではない。彼はすべてのイベントでいいポイントを獲得しているからね。なんとかこの差を縮めるべく、僕はチャンピオンシップ争いに留まるためにミスなく、できる限りプレッシャーをかけ続けたい。そうすれば彼に小さな悪運に見舞われることもあるかもしれないし、そのことが僕が選手権をリードする助けになるかもしれない。ここからの数戦でそのチャンスはきっとあるはずだ」

 ヌーヴィルは先週、チームメイトのパッドンとダニ・ソルドと共にリトアニアでプレイベントテストを行ったほか、母国ベルギーで開催されたイープル・ラリーにヒュンダイi20 R5で出場しているが、初日のクラッシュで44位に終わっている。