WRC2017/04/04

ヌーヴィル「コルシカでは勝利を狙っていきたい」

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツのティエリー・ヌーヴィルは、今週末のツール・ド・コルスで自分たちがなにをなすべきかよくわかっている。開幕戦のモンテカルロ、そして第2戦のスウェーデンでもラリーを圧倒的な速さでリードしていながらミスによって勝利を失った彼は、今週末こそ優勝をこの手につかみたいと考えている。

 ヌーヴィルは2011年にインターコンチネンタル・ラリーチャレンジ(IRC)として開催されたツール・ド・コルスでプジョー207 S2000を駆って優勝を飾り、一躍世界に注目される存在となった。彼は昨年、世界ラリー選手権として開催されたツール・ド・コルスでも2位に入り、この島でのラリー必勝法は十分心得ている。

 メキシコで2017年最初の表彰台を獲得したヌーヴィルは、WRCが再びターマックに舞台を移すこのイベントで、トップへの返り咲きを期する。

「ツール・ド・コルスは名高い由緒あるラリーだ。そして、ニコラ(・ジルスール)と僕にとっては、IRCのイベントだった2011年当時に優勝しているラリーなんだ。だから僕たちはあそこに行ってどう走ればいいのか良く心得ているつもりだ」とヌーヴィル。

「昨年は特に2位でフィニッシュするという、良い走りができたと思っている。ステージはとにかく素晴らしいものだったから、また訪れるのが楽しみだよ。高い戦闘力を発揮しながら悔しい結果となってしまったシーズン初めの2戦を経て、メキシコでの結果は本当に重要なものだった。あの表彰台をもとにさらに上を狙っていきたい。コルシカはそれをやるためにも最高の舞台だ」