WRC2019/01/23

ハンニネン、ラトバラのセーフティクルーに参加

(c)Toyota

 今年もトリッキーなコンディションが予想されるラリー・モンテカルロ。ひとたび天候が急変すれば、コーナーを一つクリアしただけでスノーからシャーベットへ、ウェットからブラックアイスへと路面状況は瞬く間に変化し、ドライバーたちの前に試練となって立ちふさがる。

 ここでは天候や路面の変化など、いかにステージの最新情報を正確に掴むかで勝負が決まるため、そのためワークスチームのドライバーたちはそろってトップドライバーとして多くの実績を残したベテランたちを自分たちの運命を左右するアイスノートクルーに選んでいる。

 アイスノートクルーはステージが封鎖されるおよそ1時間半前までにコースを走り、ペースノートが作成された時点とは異なる、最新の路面状況をエントラントに伝えるという重要な役割を担っている。

 今季のラリー・モンテカルロでは、ほとんどすべてのトップドライバーがアイスノートクルーとして昨年から引き続き同じドライバーを起用しているが、トヨタからシトロエンに移籍したエサペッカ・ラッピのみが元チームメイトだったユホ・ハンニネンから母国のミッコ・ヘイッキラとヤン・ローネグレンのコンビに変更している。また、ハンニネンは、ヤリ-マティ・ラトバラのために、トニ・ガルデマイスターのコドライバーとしてチームメイトのためにアイスノートクルーを務める予定だ。

 ヒュンダイから4年ぶりに出場するセバスチャン・ローブは、シトロエン・レーシングの元ワークスドライバーだったパトリック・マゴーがアイスノートクルーのドライバーを務める。

 各ドライバーのアイスノートクルーは以下のとおり。

●トヨタGAZOOレーシングWRT
オイット・タナク:マルティン・カングール/クルダー・シック
クリス・ミーク:ステファン・ウィットフォード/デレク・ブランニガン
ヤリ-マティ・ラトバラ:トニ・ガルデマイスター/ユホ・ハンニネン

●シトロエン・トタルWRT
セバスチャン・オジエ:シモン・ジャン-ジョセフ/ジャック・ボイエ
エサペッカ・ラッピ:ミッコ・ヘイッキラ/ヤン・ローネグレン

●ヒュンダイ・モータースポーツ
セバスチャン・ローブ:パトリック・マゴー/イサベル・ガルミッシュ
ティエリー・ヌーヴィル:ブルノー・ティリー/ジュリアン・ヴィアラ
アンドレアス・ミケルセン:ベルント・コレヴォルド/カト・メンケルド

●Mスポーツ・フォードWRT
エルフィン・エヴァンス:グインダフ・エヴァンス/アンドリュー・エドワーズ
テーム・スニネン:ユーソ・ピカリスト/ヤルモ・レーティネン
ポントゥス・ティデマンド:エミル・ベルクヴィスト/ローゲル・アイレッスン