Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームは、ヘイデン・パッドンにチームから2戦への出場のチャンスを与えた。彼は、ウェールズ・ラリーGBにはフォード・フィエスタ R5 Mk2で参戦し、シーズン最終戦のラリー・オーストラリア(11月14-17日)にはフィエスタWRCで出場する。
パッドンとコドライバーのジョン・ケナードは、先月のラリー・フィンランドにおいてMスポーツのフィエスタWRCで出場するチャンスを与えられたが、プレテストで本番車をクラッシュさせてしまいイベント参戦のチャンスを棒に振っていた。
パッドンは、Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームから2戦にカムバックできるという報告ができることを心からうれしく思っていると語った。
「フィンランドの失望の後、そのまま終わらせるつもりはなかった。Mスポーツと一緒に、解決策を見つけるために懸命な努力を行い、参戦が実現した。皆さんの継続的な支援とサポートに本当に感謝することはできない」とパッドンは語った。
「これらのラリーを最後のチャンスにするつもりはない。結果が自然体で得られるように、リラックスしてラリーを楽しみたい。これらはどちらも我々がよく知っているラリーであり、良いレベルの戦いができると感じている」
パッドンは最後のWRカーでの参戦となった昨年のオーストラリアでは2位でフィニッシュしている。
「強い結果を出せない理由はないが、プッシュしすぎないことが重要となる。自然体で臨むだけだ」
Mスポーツ・フォードのチームプリンシパルであるリチャード・ミルナーは、2つのラリーがパッドンにとって彼の能力を人々に思い出させる絶好の機会になると述べた。
「ラリー・オーストラリアにおいて、彼がそこで何を目指しているかは明らかだと思うし、WRCの常連と戦うのを見るのは素晴らしいことだと思う」とミルナーは語った。
「フィンランドの参戦前に起こったことの後、多くのファンがヘイデンをコクピットに戻すことを切望していることは明らかだった。私たちは彼に再び競争するために必要なことについていくつかの考えとアドバイスを与え、3週間以内に彼はほとんどそこにいた」