WRC2017/03/15

パッドン、マーシャルとの新コンビ結成へ

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツは、ヘイデン・パッドンのコドライバーをセバスチャン・マーシャルが務めることを発表した。

 これまでパッドンのコドライバーを12年にわたって務めてきた58歳のジョン・ケナードは昨日、二人のパートナーシップを解消して、事実上の引退を宣言していた。いっぽう、マーシャルはヒュンダイのテストドライバーであるケヴィン・アッブリングのコドライバーをこれまで務めてきた。

 パッドンは来月の世界ラリー選手権第4戦のツール・ド・コルスのためのターマックトレーニングとしてイタリア選手権第2戦のラリー・サンレモにヒュンダイi20 R5で出場する計画であることをすでに発表していたが、このイベントからマーシャルとの初コンビをスタートする。

 パッドンは、新しいマシンと新コンビで臨むをサンレモを楽しみにしていると語った。

「サンレモへ出場するのは初めてなので楽しみだよ。サンレモはコルシカに似てツイスティなステージが特徴なので、ツール・ド・コルスのためのウォームアップとしてきっと最適だろうね」とパッドンは語った。

「じゃっかんスピードは異なるがi20 R5を初めてドライブできることも楽しみにしている。そしてセブ(・マーシャル)が僕の横に乗るので、将来にむけて僕らのパートナーシップを築くためにもいいチャンスになる」

 パッドンとマーシャルのラリー出場はこれが初めてとなるが、二人は一年前にポルトガルで一度コンビを組んでテストをしたことがあり、このときパッドンはケナードのワイナリーがブドウの収穫時期にあたるためと説明していた。

 パッドンはラリー・フィンランドまでケナードのコンビでWRCに出場し、ラリー・ドイッチュランド以降はマーシャルとフルタイムのコンビを組むことになる。

「昨日のジョン(・ケナード)に関する発表したが、セブが新たに僕のパートナーとして迎えることができることをうれしく思っている。コルシカのあと、二人にとってのWRCはドイツからとなるが、僕らはすでに12ヶ月前にコンビを組んでおり、素晴らしい関係を築いてきた。もちろんこのパートナーシップが長い期間にわたるものになることを僕は願っているよ」