WRC2020/09/05

パッドン、今週末は本来はニュージーランドだった

(c)Hayden Paddon

 ニュージーランドのヘイデン・パッドンは、世界ラリー選手権がラリー・エストニアでシーズン再開を果たしたことにエールを贈りながらも、本来なら今週末に母国でラリー・ニュージーランドが開催されていたはずだったと悔しさをにじませている。

 パッドンは今季、ポルトガル、サルディニア、フィンランド、そして母国ニュージーランドの4ラウンドにヒュンダイ・モータースポーツのセカンドチームからi20クーペWRCで参戦する計画だったが、新型コロナウイルスのパンデミックによって自身のプログラムだけでなく、母国での8年ぶりのWRC開催となる予定だったラリー・ニュージーランドまでもがキャンセルへと追い込まれている。

 パッドンは幻となったカラーリングのヒュンダイでニュージーランドのステージを駆け抜けるイメージ画像を公開し、2021年こそニュージーランドのWRC復帰を期待したいと述べている。

「今週のエストニアでWRCが復活したことは素晴らしいことだ。この週末はラリー・ニュージーランドが開催される予定だったので、ワアンガコーストのような象徴的なステージをWRカーで駆け抜けることを僕も待ち遠しく期待していたよ」とパッドンは語った。

「6年以上もの歳月をかけて、多くの人たちが、ラリー・ニュージーランドを復活させるために働いてきた。人、会場、道路、スポンサー、すべてが整っているのだから、2021年にニュージーランドで再会できないのはもったいないよ。2021年こそラリー・ニュージーランドのステージで、ニュージーランドカラーのヒュンダイWRカーをみんなと一緒に見られることを期待している!」