WRC2018/02/08

パッドン、i20クーペWRCでエストニア参戦へ

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツは、7月13〜15日に開催されるラリー・エストニアにヘイデン・パッドンがヒュンダイi20クーペWRCで出場することを発表した。これはその2週間後に開催されるラリー・フィンランドにむけた彼のトレーニングに充てられる。

 2010年に誕生したラリー・エストニアは、2014年から3年間にわたってヨーロッパ選手権の一戦に組み込まれたことがあり、ラリー・フィンランドと並んでヨーロッパを代表する超高速イベントだ。2015年にエストニアで総合優勝したアレクセイ・ルクヤヌクはグループNマシンながら平均時速123km/hを達成、この記録は同じ年に開催されたラリー・フィンランドで優勝したヤリ-マティ・ラトバラの125km/hにも迫る、驚くべき速さだった。

 パッドンのラリー・エストニアへの参戦は初となるが、セバスチャン・マーシャルは2011年にモリー・テイラーのコドライバーとして一度だけ参戦したことがある。パッドンは、この高速イベントでラリー・フィンランドの準備を行いたいと語った。

「7月のラリー・エストニアに出場するのが待ちきれないよ」とパッドンは語った。

「非常に高速でスムースなグラベルであるエストニアにはずっと注目してきたんだ。僕の好みのラリーだからね。ラリー・フィンランドのための重要な準備にもなるだろうからね。僕らはテストセッションとしてこの競技をスタートするが、それをWRカーで走れるのはとても素晴らしいことだ」

 ラリー・エストニアのメインスポンサーとなったシェルはヒュンダイ・モータースポーツの代表的なスポンサーの一つだ。