WRC2019/04/08

パッドン、i30TCRでターマックのトレーニングへ

(c)Paddon Rally Sport

 
 ヘイデン・パッドンは、ターマックでのドライビングテクニックを磨くためにツーリングカーレース車両のヒュンダイi30 TCRを購入した。

 ヒュンダイ・モータースポーツのシートを失ったパッドンは、世界ラリー選手権に戻るためにあらゆる角度から取り組んでいる。彼のパッドン・ラリースポーツは現在、クイーンズタウン近くのハイランド・モータースポーツパークを拠点としているため、彼は4.1kmのこのサーキットでいつでもターマック走行のトレーニングすることが可能となる。

「パッドン・ラリースポーツは新たにヒュンダイi30 TCRを購入した。僕らのチームはハイランド(・モータースポーツパーク)をベースにしているので、テストしてターマックのドライビングを向上させるつもりだ」とパッドンは語った。

「今年はニュージーランド選手権とアジア-パシフィック選手権で多くのラリーに参戦し、i20 AP4マシンをドライブすることになるが、これらのイベントはグラベルであり、僕はターマックへの取り組みを続けたいと思った。僕は自分のドライビング、特にターマックでのドライビングを向上させる方法を常に探してきた。そしてこれがその一つだ」

 2020年からニュージーランドでTCRのシリーズが開催されることから、パッドンはレースにも参戦する可能性があることを認めたが、すべてはWRCにカムバックするためのアプローチの一つだと語っている。

「たぶん僕たちは数戦に出場するだろう。しかし、それらすべてがWRCに戻るためのアプローチであることに変わりはない。来週のオタゴ・ラリーはラリー・オーストラリアで2位でフィニッシュして以来の最初のラリーとなるだろう」