ジュニアWRCラリーチャンピオンのサミ・パヤリは、来月開催されるラリー・イタリア・サルディニアではWRC2選手権にステップアップする。
昨年のジュニアWRCタイトルの褒賞としてチャンピオンは、2022年に向けてMスポーツ・ポーランドからRally3またはRally2のフィエスタでの参戦プランを選択することができたため、パヤリはジュニアWRCが前輪駆動のRally4から4輪駆動のRally3へと変更されたため、再びジュニアWRC選手権に参戦して腕を磨くことを選んでいる。
パヤリはラリー・スウェーデンでの燃料ポンプのトラブルとクロアチア・ラリーでのクラッシュが響き、2ラウンドを終えた時点で今季はランキング5位にとどまっているが、WRC3ではトップを走っている。
しかし、次のジュニアWRCポルトガル・ラウンドの2週間後に開催されるラリー・イタリアでは、WRC2にステップアップし、トークスポーツWRTのシュコダ・ファビアRally2エボを駆る予定だ。
パヤリにとってR5/Rally2での参戦は、今年初めにフォード・フィエスタR5でフィンランドのリーヒマキ・ラリーに参戦して4位に入賞して以来、2度目となる。
「よりパワフルなマシンでの大きなラリーで、世界選手権レベルのRally2に初参戦できることをとても楽しみにしている」とパヤリは語った。
「選手権のパフォーマンス目標は設定していないが、競技中にペースと経験値を上げて、できれば良いタイムを出したいと思っている」
パヤリは、シーズン後半にさらなるWRC2への参戦を視野に入れているようだが、今のところ予定は確定していない。ジュニアWRCでは来週のポルトガルのあと、ラリー・エストニアとギリシャのアクロポリス・ラリーに参戦する予定だが、WRC3選手権の資格を満たすには5ラウンドに参戦することが必要となるが、パヤリは開幕ラウンドのラリー・モンテカルロに出場して優勝しているため、すでに3ラウンドに参戦している。