WORLDWIDE2016/06/06

ヒギンズ、マン島TT最速記録を更新

(c)Prodrive

 元英国ラリー・チャンピオンのマーク・ヒギンズは、マン島TTで自身の持つ最速ラップタイム記録の更新に成功した。

 ヒギンズは2年前の2014年に全長37.73マイル(約60.72km)というマン島TTのコースで平均速度117.51mph(約189.09km/h)の記録を達成しており、今年、彼はスバル・オブ・アメリカの支援によりプロドライブが製作したスバルWRX STIで記録更新に挑んでいた。

 今年のマン島TTは5月28日から6月10日までの期間で行われており、ヒギンズは4日土曜日に行われた最初のチャレンジで126.971mph(約204.34km/h)を叩き出し、それまでの記録を5km/h以上上回る新記録を達成した。

 新記録を達成したヒギンズはゴール直後に行われたマンクス・ラジオのインタビューで次のように喜びを語っている。

「スタート前は125mphなんて夢だと思っていたよ。1回しかプラクティス走行をしていないけれど、それがたった2回のラップで成し遂げることができたのですごくうれしいよ」とヒギンズは語った。

「来るたびコースに学んでいるし、もっと行けそうに感じているよ。クルマももっと行けそうだ。コンディションはよかったよ。最後の5〜6マイルはフロントガラスが虫の死骸で汚れために見えにくかったことが唯一の問題だった。実際最後のセクターではすこしやっかいな問題だったが、でも2輪のライダーたちはずっとバイザーで走るのだから、文句を言うことはできないね」

 プロドライブは、今週の月曜日、水曜日、金曜日にふたたび記録に挑戦するチャンスがあると発表している。