WRC2017/08/03

ヒュンダイ、スター発掘プログラムを発表

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツは、WRCで活躍できる若手ドライバーの開発支援として「ヒュンダイ・モータースポーツ・ドライバー・デベロップメント・プログラム(HMDP)」を立ち上げた。

 HMDPドライバー候補はすでに16人が選ばれており、8月にアルゼナウで行われる選考会で最大で8人に絞られたのち、9月のドライビング選考会によって最終的に1人が選ばれるという。選考会で選ばれたクルーには、2018年のWRC2イベント数戦にヒュンダイi20 R5で参戦するプログラムが用意される。

 候補のドライバーたちは、8月に行われる最初の選考会では、技術的理解、英語力、PRスキル、メカニックやエンジニアとのコミュニケーション能力を試されることになり、そこで最大で8人に絞られた候補者は9月にはコドライバーとともにターマックとグラベルにおける走行試験を行い、最終的な勝者が選ばれることになっている。

 選考委員は、ヒュンダイ・モータースポーツの中心メンバーが務めることになっており、チーム代表のミシェル・ナンダン、チームマネージャーのアラン・ペナス、カスタマーレーシング・マネージャーのアンドレア・アダモ、マーケティングとPRディレクターのステファン・フォン・ハインリッヒがそれぞれ専門的な視点から選考を行う。

 チーム代表のナンダンは、次のようにコメントした。

「ヒュンダイは、過去数年間にわたってWRCとカスタマー・レーシングによるラリーでの活動を展開してきた。ヒュンダイ・モータースポーツ・ドライバー・デベロップメント・プログラムは、ヒュンダイのさらなるラリー活動へのコミットメントを表すものであり、将来のWRCスターを発掘し始めることに興奮している。多くの未開拓の才能があり、我々は明日のスターを育てるのを支援していきたいと考えている。優勝したクルーには2018年に総合的なプログラムが計画される。このようなエキサイティングな取り組みが開始されることを楽しみにしている」