WRC2019/12/24

ヒュンダイ移籍のタナク、カーナンバー1を拒否?

(c)FIA

 ワールドチャンピオンのオイット・タナクは、ヒュンダイ・モータースポーツに移籍して迎える新しいシーズンをカーナンバー1で出走することを拒んでいる模様だ。2020年ラリー・モンテカルロの暫定エントリーリストによれば、タナクは今季と同じくカーナンバー8で登録されているようだ。

 モンテカルロのエントリーとともに来季のマニュマクチャラーチームの登録は12月20日に締め切られており、モナコ自動車クラブ(ACM)が主要ドライバーのエントリーリストを公開、トヨタは勝田貴元を含む4台のヤリスWRCをエントリー、ヒュンダイとMスポーツ・フォードがそれぞれ3台のWRカーをエントリーしていることが明らかとなった。

 ヒュンダイはティエリー・ヌーヴィルとセバスチャン・ローブとともに新加入のタナクの3台となり、タナクがワールドチャンピオンのみに許されるカーナンバー1で登録してないことから、彼がカーナンバー1を拒んだものと考えられている。ヌーヴィルは今季と同様に11番、ローブは19番からワールドチャンピオンを獲得した回数を意味する9番へと変更して新シーズンに挑む模様だ。

 新天地トヨタに移籍に移籍したセバスチャン・オジエは、7年ぶりにカーナンバー1をつけないでシーズンを戦うことになり、12月17日が誕生日であることからカーナンバー17をチョイスした模様だ。チームメイトのエルフィン・エヴァンスは33番を踏襲、カッレ・ロヴァンペラは69番、勝田貴元は今季と同じく18番を選んでいる。

 Mスポーツ・フォードは3台のフォード・フィエスタWRCをエントリーしているものの、ドライバーとカーナンバーを明らかにしておらず、1月に英国で行われるオートスポーツ・インターナショナルショーで公開することになりそうだ。

 また、R5マシンは全21台がエントリー、WRC2にはマッズ・オストベルグ(シトロエンC3 R5)とオーレ・クリスチャン・ヴェイビー(ヒュンダイi20 R5)の2台がエントリーしている。また、プライベーターによるWRC3にはオリヴァー・ソルベルグ(VWポロGTI R5)ら13台がエントリーしている。