ピレリは、「史上最年少のワークスドライバーの誕生」と題したプレスリリースを公開、16歳のカッレ・ロヴァンペラをオフィシャルサポートすることを正式に発表するとともに、ピレリ・カラーのプジョー208 T16 R5のイメージを公開した。
ロヴァンペラは、プジョー・イタリアでパオロ・アンドレウッチのチームメイトとして3月17〜19日に行われるイタリア・ラリー選手権開幕戦のラリー・イル・チョッコからプログラムを開始する。
「この素晴らしい参戦プログラムを可能にしてくれたピレリに感謝したいと思う」とロヴァンペラは語った。
「これまでの僕の経験はほとんどがグラベルにおけるものだったので、これからはアスファルトでの経験をもっと積みたいんだ。チームメイトになるパオロ(・アンドレウッチ)とピレリのサポートがあるので、僕がまだ知らない路面に関しても最高の教師になってくれるだろう。僕にとってこのプログラムは学ぶためのもので、いまは結果については見ていない」
プジョー・イタリアのコミュニケーション担当ディレクター、カルロ・レオーニは次のように付け加えた。
「カッレが208 T16とピレリを選んだのはうれしいことだ。クルマとタイヤはイタリア・ラリー選手権においてコンペティティブなものだ。パオロと一緒に働き、チャンピオンシップに参加することは、カッレのプロの成長の重要な一章になるだろう」
ロヴァンペラはこれまでにピレリととともにイタリアのアスファルトイベントを2回走っている。昨年、彼はモンツァ・ラリーショーに参加し、さらにボローニャ・モーターショーのベッテガ・メモリアルでも、ワールドラリーカーのデビュー戦であったにもかかわらず、エルフィン・エヴァンスとの激しいバトルのすえに2位になっている。
ピレリ・ラリー責任者のテレンツィオ・テストーニは、将来のチャンピオンをサポートすると表明している。
「ピレリでは、将来のチャンピオンをサポートすることを強く信じているため、カッレにこれまでにないチャンスを提供できることを嬉しく思っている。パオロとプジョー・イタリアの知識に加えて、私たちの知見を組み合わせることで、カッレが彼の驚異的な可能性を実現するための大きなステップとなるだろう」