APRC2017/08/12

ファビアR5の炭山がAPRCマレーシアを3位発進

(c)APRC.tv

 FIAアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)の今季第3戦としてマレーシアで開催されるインターナショナル・ラリー・オブ・ジョホールは、2度のマレーシア・ラリー勝者のガウラブ・ギル(シュコダ・ファビアR5)が11日金曜日に行われたスーパーSSを制してラリーをリードした。

 スタートセレモニーに続いて2.64kmのジョホール・サーキットで行われたSS1では、シェイクダウンから速さをみせたチームMRFシュコダのギルが2分51.8秒のトップタイムをマーク、2番手にはチームメイトのオーレ・クリスチャン・ヴェイビーが1.3秒差で続くことになった。

 また、4.8秒差の3番手につけたのはシュコダ・ファビアR5のデビュー戦に挑む炭山裕矢だ。クスコレーシングは、ヴェイビーがパシフィック・カップのラウンドで使用していたチームMRFのファビアR5を購入、今回のマレーシアラウンドから炭山がドライブすることになるが、早くも上位陣に迫るスピードを見せることになった。また、ギルとヴェイビーがMRFタイヤを使用するのに対して、炭山がヨコハマ・タイヤを使用しており、タイヤ対決にも注目が集まりそうだ。

 10.3秒差の4番手につけるのはMパートABから出場するヤリ・ケトマー(三菱ミラージュAP4)、キャンベラ・ラリーの直前のテストでクラッシュ、9カ月も競技から遠ざかっていたマイク・ヤングがクスコ・レーシングのスバル・インプレッサWRX STIで出場、5番手タイムで発進している。

 9日のプラクティスセッションではまだ組み立てが終わってなかったサンジェイ・タクルの三菱ミラージュAP4もどうにか車両がスタートに間に合ったものの、1分13.7秒遅れとなっている。