RallyCross2018/03/22

フォルクスワーゲンRがモータースポーツに復活

(c)VW

 フォルクスワーゲンR GmbHのマネージングディレクターを務めるヨースト・カピトは、世界最高峰のモータースポーツで磨き上げたテクノロジーをフォルクスワーゲンR ブランドの高性能モデルに投入するためにも同社は世界ラリークロス選手権における取り組みを強化すると語った。

 タイトル防衛に向けた舞台は整った。フォルクスワーゲンの新しいポロRスーパーカーが今週、ヴォルフスブルクのアウトシュタットで発表された。世界ラリークロス選手権のタイトルを防衛するために製作された570馬力の4輪駆動マシンは、新しい外観と、最適化されたエアロダイナミクスを持つ。それだけでなく、新たに戦略的なパートナーシップが組まれた。

 昨年までポロGTIスーパーカーと呼ばれていたマシンは、以前の世界ラリー選手権時代と同様に今季からふたたびフォルクスワーゲンの最も強力でスポーティなプロダクションモデル「R」を冠してポロRスーパーカーと呼ばれることになった。フォルクスワーゲンR GmbHは今年、世界ラリークロス選手権においてPSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンチームとパートナーを組み、フォルクスワーゲン・モータースポーツとの協力関係をさらに強化する。

 マクラーレンF1に移籍したあと、昨年の6月からフォルクスワーゲンR GmbHのマネージングディレクターに就任しているカピトは、この強力なタッグで何を実現できるか楽しみにしていると語った。

「フォルクスワーゲンRは常にモーターレースからインスピレーションとパッションを得ている。我々は今後、フォルクスワーゲン・モータースポーツとPSRXチームの同僚と緊密に協力し、それらの品質を積極的に活かしていく。FIA世界RX選手権は本当にエキサイティングなものとなるだろう。我々はパートナーとの仕事を楽しみにしている」