ツール・ド・コルスにおけるセバスチャン・オジエの優勝で、フォードは世界ラリー選手権通算90勝というマイルストーンを達成した。
世界ラリー選手権のマニュファクチャラー通算勝利記録はシトロエンの98回となっているが、オジエの勝利によってMスポーツ・フォードはこの記録にまた一歩迫ることになった。
また、Mスポーツ・フォードはマニュファクチャラー選手権で12ポイントあったヒュンダイとの差をツール・ド・コルスの結果、わずか4ポイント差に縮めることに成功しており、ウィルソンはこの週末が輝かしいものになったとふり返った。
「素晴らしい週末になった。金曜日のスプリットの情報が入ってきた時はセバスチャンのパフォーマンスに我々全員驚かされたよ。でも、今度はそのギャップをマネージメントしていかなければならないから、残りの2日間にすごくプレッシャーがかかることになった。メキシコは私が見てきた中でも最高の走りの1つだったが、今回彼らはまた素晴らしいパフォーマンスをしっかりとやり遂げてくれた」
ウィルソンは、選手権を戦うチームのなかでももっとも厳しい予算のなかでフィエスタが最高の走りを続けていることができるのは、チーム全員の努力のおかげだと語った。
「我々はここまで来るのにたくさんの努力を重ねてきて、それが実を結ぼうとしている。今は開発のためにフォードからの支援も増えている。このままプッシュし続けることができれば、さらに進歩していけると思っているよ」