ERC2021/04/03

フランス王者ボナート、ERCで勝利の植樹を約束

(c)Yoann Bonato

 ヨアン・ボナートは、2021年のFIAヨーロッパ・ラリー選手権参戦に合わせて、植樹活動を開始した。

 昨年、3度目のフランス選手権タイトルを獲得したボナートは、コドライバーのバンジャミン・ブリューとともにミシュランタイヤを装着したシトロエンC3 Rally2で、ERC全8戦に挑む準備をしている。

 ボナートは、「1勝利=1本」というプロジェクトを立ち上げ、2021年のERCおよびフランス選手権で彼とブリューがステージ優勝するたびに、1本の木を植えることを約束した。

 37歳のボナートは、次のように語った。「僕たちは環境意識の新しい時代に突入しており、ラリードライバーとして、持続可能なアプローチを取らずに、できるだけ長くドライブできることを望んでいる幻想に閉じこもることはできない」

「僕たちは汚染を引き起こすスポーツというレッテルを貼られているが、モータースポーツは公共の自動車にとっての実験室に他ならないことを忘れてはならない。しかし、だからといって、モータースポーツに他のスポーツやそれに関連するイベントと同様に汚染を引き起こす可能性があることは事実だ」

「モータースポーツは、僕の情熱であると同時に、僕の仕事でもある。仕事を続け、自分の夢を達成するためのプログラムを組むためには、毎年、パートナーや新しいスポンサーの支援が必要だ。僕たちの冒険に参加し続けたいという彼らのがんぼうはしばしば非常に明白だが、彼らのイメージをモータースポーツと結びつけることへの問題はますます重要になってきている。そのため、数シーズン前から『自分に何ができるか』を自問している。1本の木のための1つの勝利は、環境にとっては小さな一歩だが、僕たちの情熱にとっては大きな一歩だ」