WRC2018/01/09

ブフィエ、Mスポーツからモンテとコルシカ参戦へ

(c)M-Sport

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 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームは、2018年のFIA世界ラリー選手権のラリー・モンテカルロとツール・デ・コルスの2ラウンドにおいてブライアン・ブフィエがチームのナンバー3ドライバーとしてフォード・フィエスタWRCを駆ることを発表した。

 ブフィエは2011年にインターコンチネンタル・ラリーチャレンジ(IRC)の一戦として開催されたモンテカルロで優勝しているだけではなく、WRCとして開催された2014年モンテカルロでもタイヤギャンブルを成功させて首位を快走、レグ2でセバスチャン・オジエに逆転されたものの総合2位になっている。また、彼はツール・デ・コルスでも2013年にヨーロッパ選手権(ERC)の一戦として開催されたイベントで優勝経験をもっている。

 この二つの伝統の一戦における抱負な経験もつブフィエは、Mスポーツに起用されたことを興奮気味に語った。

「すばらしいマシンをドライブできることが決まって、夜はあまり寝られないくらい興奮している。すでに夢のなかでは、フォード・フィエスタWRCでかなりの距離を走っているよ」とブフィエは語った。

「正直なところ、このマシンをドライブする機会はないと思っていた。テストでさえなかったからね。だからとても興奮しているよ。2017年に信じられない成功を収めたマルコムとチームと一緒に仕事をすることは常に大変喜ばしく、非常に誇りに思う」

「モンテとコルシカは2つの非常に異なるイベントだが、2戦ともに僕のお気に入りのイベントだ。2戦ともにフランスで開催されるラウンドなので、このようなニューマシンでホームをドライブすることはうれしいよ」

「僕の計画はリラックスして楽しくドライブすることだが、チームのためにポイントを獲得できたらきっと最高だね」

 チーム代表のマルコム・ウィルソンは次のように語った。

「ラリー・モンテカルロとツール・ド・コルスにおいてブライアンにドライブさせることは素晴らしいことだ。これらのイベントになると、彼の経験は間違いなく他に類を見ないと言える。これらはカレンダーの中で最も特殊な2戦であり、コンディションやタイヤの選択が勝者を決めることもしばしばある。ブライアンの知識があれば、我々がチャンピオンシップのタイトルを守るためにこれ以上ない助けになると言えるよ」