ERC2020/08/13

ブリーン、ERCラトビアの過去の栄光は役立たない

(c)ERC

 クレイグ・ブリーンは、これまでのラリー・リエパーヤでの栄光は今週末の戦いでは役に立たないと語った。

 ブリーンのチームMRFタイヤでのヨーロッパ・ラリー選手権プログラムは、イタリアで開催されたラリー・ディ・ローマでスタート、惜しくも表彰台を残しながらもターマック初挑戦となったMRFタイヤにとって意義のある4位フィニッシュという結果をもたらしている。

 ブリーンにとってERC第2戦となるラトビアで開催されるラリー・リエパーヤは、2013年には2位、2014年には3位となり、2015年には優勝を飾り、実績を残してきたイベントのため、開幕戦以上の期待がかかるが、彼が参戦していた当時はスノーイベントとして2月に開催されており、2016年には開催時季を初秋に移して以降のグラベルイベントとしての経験をもっていない。

 ラリー・リエパーヤは今回初めて夏に開催されることになるが、ブリーンは5年ぶりにラトビアに帰ってきても、それは完全に新しいラリーへの挑戦になるだろうと語っている。

「ラトビアは過去にも優勝したことのあるラリーだが、雪の上でのイベントだったので、今回はまったく異なるものだ。僕の記憶では、当時と同じようなステージがあるが、グラベルでのラリーは全く違うものになるだろう」とブリーンは語った。

 ブリーンは、チームMRFタイヤの開発プログラムはこれまでのところうまく行っていると語りながらも、グラベルタイヤについては新しいチャレンジになると語っている。

「チームMRFタイヤのイタリアでのラリーは素晴らしいものだったが、ラトビアでのグラベルへの挑戦は、タイヤの開発を続けていく中で、また違ったチャレンジになる。MRFとの初のグラベルイベントとなるが、良いペースで、多くのことを学び、できるだけ速く走れることを願っている」