WRC2019/04/15

プジョー、新しい208 R2を初テスト

(c)Peugeot

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 プジョー・スポールは、新しいプジョー208 R2の最初のテストをフランスのヴォージュ地方で行った。

 新しいプジョー208 R2は、FIAによる新しいR2テクニカルレギュレーションを満たすために、かつての1.6リッターの自然吸気エンジンに換え、新しい1.2リッターの3気筒ターボエンジンのピュアテック・エンジンが搭載されており、208ラリーカップで優勝したヨアン・ロッセルが最初にこのマシンをテストした。

 3月上旬にジュネーブで発表された最新のプジョー208ロードカーをベースにしており、プジョー・スポールのエンジニアは、昨年の夏以来、この全く新しい車に取り組んできた。今後、年間を通してテストが継続されたあと、新しいプジョー208 R2は2020年シーズンへの投入が計画されている。

 プジョー・スポールのディレクターを務めるブルーノ・ファマンは次のようにコメントした。

「プジョー・スポールの新しいプジョー208R2の最初のテストができてとても嬉しく思う。我々がファクトリーで計画や部品の作成を始めてから数ヶ月が経ったが、今日は大きな日だ。これは非常に重要であり、非常にうまくいっていると断言できる」とファマンは語った。

「私は最初の走行でここまで上手く行ったテストを見たことがない。我々はすでに約150kmを走行した。だが我々が開発に時間をかけ、細心の注意を払ってきたことを考えると、これはそれほど驚くべきことではない。我々は真新しい1.2リッターの3気筒ターボエンジンを積んでおり、これは真に特別なパッケージにさらにパワーを持たせることを可能にする」

「このあともテストフェーズが続けて行われることになっており、今後数ヶ月以内、あらゆる種類の路面やさまざまなコンディションでの他のいくつかのテストを行い、最大量の経験とデータを得ることが目標となる。我々は妥当なコストで楽しいドライブを可能とする信頼性が高く強力なマシンを提供したいと考えている」