WRC2019/05/24

プジョースポールの新代表にウェールズ就任

(c)Peugeot

 プジョー・スポールは、ブルーノ・ファマンの後任としてフランソワ・ウェールズがスポーツディレクターを引き継いだことを発表した。ファマンはFIAのモータースポーツ事務局長に就任する。

 ウェールズは過去1年の間に、PSAモータースポーツのカスタマー向けの新しい208 R2の開発、そして「プジョー・スポール・エンジニアード(PSE)」としての最初のシリーズの電気スポーツカーの開発を担当した。その最初のマシンである508プジョー・スポール・エンジニアード・コンセプトカーは、今年ジュネーブで初公開された。

 ウェールズは、フランスの名門グランゼコールの一つ、スピレック高等電気学校を卒業後、1989年以来PSAに勤務しており、フランス、中国、スペインでプロジェクトおよびエンジニアリングマネージャを歴任した。2018年の初めに、彼はPSAモータースポーツに移動して、カスタマーの競技マシン部門のマネージャーとして、PSEシリーズと新しい208 R2の両方の開発の任務にあたった。

 ウェールズは、次のように語った。「プジョー・スポールの手綱を引き継ぎ、熱い志を持ったチームと共に働けることは名誉なことだ。昨年、我々はモータースポーツの顧客のための新しい208R2と、プジョー・ブランドのため幅広いレンジで新しく高性能で低排出量の電気スポーツカーの開発を開始した。プジョー・スポールは、これからのブランドのエキサイティングな戦略にますます貢献していくだろう」

 PSAモータースポーツのシニア副社長を務めるジャン-マルク・フィノーは次のようにコメントした。

「2012年からプジョー・スポールのトップとして貢献してくれたブルーノ・ファマンに感謝したい。そして、FIAによる彼の採用を誇りに思う。ジャン-フィリップ・インパラート(プジョーCEO)と共に、我々は過去1年間にプジョー・スポールのさまざまなプロジェクトで重要な役割を果たしてきたフランソワ・ウェールズが、優れたプロによって構成される部門を率いるのに最も適した人物であると信じている」