RallyCross2017/03/31

プジョー・ハンセン、新しいプジョー208WRXを公開

(c)Peugeot

 セバスチャン・ローブは、チームメイトのティミー・ハンセンとともに、チーム・プジョー・ハンセンの208 WRXスーパーカーを大幅にアップデートしたマシンで今シーズンの世界ラリークロス選手権に挑む。

 チーム・プジョー・ハンセンは今週末にスペインのバルセロナで開幕する世界ラリークロス選手権の第1ラウンドに先立ち、木曜日に新しい208スーパーカーを発表した。

 チームは12戦で争われる2017年シーズンに向けてマシンのあらゆる面の見直しを行ない、2台の新しい208WRXスーパーカーを製作した。ニューマシンのサスペンションとジオメトリーには大きな変更が加えられ、現在レギュレーションで許可されている最大幅と2.0リッターのエンジンへと変更され、サンプ一式も新しくなった。

 エアロダイナミクスにも変更があり、リヤクオーターパネルとリヤバンパーは以前のバージョンよりも角ばった構造となっている。それらはEKSのアウディにも似ているが、リヤバンパーのエアロダイナミクスの特性はより増しているという。

 世界RXに昨シーズン初めてフル参戦し、第10戦のラトビアRXで初優勝を飾っているローブは次のように語った。

「チームはオフシーズンの間、最大限の努力を続けて来た。リッデンヒルでの最近のテストを終えて、マシンはエンジンやシャシーからギヤリングとダンピングにいたるまで、あらゆる面で前進したと自信を持っている」とローブ。

「チームはシーズンオフの期間、開発に必死で取り組んできた。さいきんも英国のリッデンヒルでテストを行ったが、マシンが様々な分野で進化していると自信を感じることができた。新しいマシンはあらゆる面で本質的により一層競争に適して修正されており、グリップの低いサーキットにおいて、これまでよりも適応性が高く速いだろう」

「今週のバルセロナはこの点において我々にとってむやみな挑戦とはならないだろうが、それでもなお、興味深い週末となるだろう。我々のライバルたちも同様に冬の間にレベルを挙げてきているので、今回がライバルとの最初の直接的な比較となる」

 ローブとティミー・ハンセンが2017年の新しいマシンで参戦するのに加えて、FIAヨーロッパ・ラリークロス選手権チャンピオンのケヴィン・ハンセンが2016年のマシンの改訂版でフルシーズンに出場する。